社員が郵便局に行ったときのこと。
窓口に用事があったが、ATMで操作している車いすの老婆が目に留まったという。
しばらくして「1万円札が欲しかったのに、千円札ばかり出てきた」と困っている様子。
少し離れたところには介護施設の職員らしき人がいたが、暗証番号の関係で操作までは手伝えないのだろう。社員は持っていた万札と両替してあげようと思ったが、それも小さな親切、大きなお世話だよなと声かけをやめてしまったとのこと。
その後の対応もきっと大変なんだろうな――そう思いながら、社員は郵便局をあとにした。
直接の関わりはなくても、誰かの困りごとに気づける目線を持っていたい。
そんな気づきを大切にしたいと感じた出来事だった。
